伯方島は、村上水軍で有名なしまなみ海道に位置し、古くから瀬戸内海の海上交通の要衝として栄えてきました。地理的要因も手伝って海運業が盛んになり、それに伴い造船業も大きく発展してきました。現在では伯方島を含んだ今治市は、世界でも有数の海運・造船業の集積地区となっています。そのような環境のもと、私ども村上石油は船舶向けに燃料・潤滑油を納入するという形を通じて、近隣の船主様および造船所に支えられながら着実に発展してきました。この点において、伯方島というロケーションは我が社の発展にとって外すことのできないキーポイントです。
我が社は、国内最高水準の供給力・技術開発力を有するENEOS(株)との強固なパートナーシップを構築しています。それは単なる製造と販売・納入という役割分担を越え、マーケット動向・商品開発等お客様の生きたご意見をタイムリーに反映させることが我が社の役割と考え、お客様の信頼獲得を目指します。
我が社は、お客様からいただいたオーダーを実現するためにあらゆる努力を惜しみません。時には時間的・物理的制約を受ける厳しい局面に対しても現存納入船舶数500隻を超える実績とノウハウの蓄積で国内外問わず問題解決に取り組みます。
船舶での燃料・潤滑油の供給を動脈に例えるなら、船舶から排出される廃油等は静脈と言えます。我が社ではお客様を一貫してサポートできる体制を考え、修繕時・トラブル時の緊急対応も含めワンストップサービスで対応できる体制を整えております。全国でも数少ない国土交通大臣認可の廃油処理事業施設を保有し、燃料供給から廃油処理までトータルにサポートいたします。
村上石油では4隻のバージ船に合わせ2台の20kL積み製品ローリー車を所有しており、伯方島近辺から遠方まで、必要に応じ海上からでも陸上からでもスピーディーに対応できる機動性を持っています。「必要なときに必要なものをよりスピーディーに!」というお客様のニーズに合わせるため、バージ船による潤滑油のバルク納入(ばら積み)を始めました。そしてバージ船だけでは納入し難い地域にも対応するため、他社に先駆けてタンクローリー車による潤滑油のバルク納入を導入し、より様々な地域で納入できるようになりました。それもこれも、お客様からの要望にいかにお応えするか工夫していく中で出来たことであり、お客様に必死でついていった結果として我が社も発展させていただいたと言えると思います。